頼朝公の青春の地を歩く
人々が行き交い、車やバス、タクシーが集まる休日の三島駅南口は
大変賑わっています。
伊豆箱根鉄道の改札を入ると、車両にアニメのラブライフサンシャインが
ペイントされている電車が停まっています。
社内は空いていて、座席に座ると、握りの部分が赤や黄や緑といった
カラフルな色のつり革が目には入ってきました。
電車は走り始めてしばらくは店舗や住宅の間を走ってます。
三島駅を出て20分程で韮山駅に到着し、韮山高校を目指して歩きます。
4月の青空が広がり、強い風が吹いている中、平治の乱で敗れた源義朝の
嫡子である源頼朝が14歳から約17年間流されていた地が、
ここ蛭ヶ小島です。
今から約850年前、源頼朝と伊豆国豪族の北条時政の長女の北条政子
はこの地で恋に落ち夫婦となりました。
伊豆地方の秀才が集う韮山高校の校舎は、静かな住宅街と林に囲まれてます。
昔、北条早雲が拠点としていた城で、ここから伊豆諸国を治めていたそうです。
周りは樹木が生い茂っている木の階段を登って行くと、本丸にたどり着きました。
眼下の北側は市街が広がり、雲を被った富士山がくっきり見えます。
下に降りて城池の畔を歩いていると、強かった風も止み
のどかなお昼時にホトトギスの鳴き声が響いています。
池を一周し、帰路につく為、韮山駅に向かいました。
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